気候変動の倫理/公正的観点

  気候変動は、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスによって起こることから、科学的な問題として捉えられたり、対策を巡る政治的な側面も持ち合わせていますし、また、炭素税やキャップ&トレード制度の導入、再生可能エネルギーの導入による新市場における雇用促進などの経済的な面などが注目されています。   このすべてが「人間中心」の観点から気候変動問題を捉えています。しかも「先進国中心」で気候変動問題の対…

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気候変動による心理的影響~気候変動を否定する人の心理

  気候変動は、90%以上の気候科学者が「20世紀後半以降の気温上昇の大半は人間活動による温室効果ガスの排出が原因」という結論に達しているのですが、それでも「いや、温暖化していないったらしていない」と完全に否定する人や、「温暖化はしてるか知らんけど、人間のせいちゃう」と、自分たちの責任を認めようとしない、いわゆる「気候変動否定派/懐疑派」と呼ばれる特定のグループ(主に石油系企業やそれらの企業が出…

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