南極海の温暖化と酸性化でナンキョクオキアミが危機に

  南極の生態系は、比較的数の少ない生物によって、食物連鎖のバランスが保たれています。このような種を「キーストーン種」と呼ぶのですが、南極では、ナンキョクオキアミがそれにあたり、クジラやアザラシ、ペンギンやアホウドリなどの重要な食料となっており、ナンキョクオキアミの減少は、南極の生態系の破壊に繋がります。   オーストラリア南極局の川口博士によると、近年の南極海の海洋温暖化と、海洋が取り込んで…

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