夏以降にエルニーニョ現象が発生する確率は約70%

  米海洋大気局(NOAA)とコロンビア大学による5月中旬の発表によると、今秋以降にエルニーニョ現象が発生する確率が70%近くになり、5月初旬にはニュートラルとほぼ同じだった同確率が再び上昇しました。   3月に約70%近くまで上昇したエルニーニョ発生確率は、4月上旬に下がった後中旬に上昇を見せたものの、5月上旬にはまた下降し、春のエルニーニョ・南方振動(ENSO)の予測が大変難しいことを物語…

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【NOAA】 2017年4月の世界は観測史上2番目の暑さ

  気象庁と米航空宇宙局(NASA)に続き、米海洋大気局(NOAA)も、2017年4月の世界は同月として昨年に次ぐ過去2番目の暖かさだったと発表しました。また、今年に入ってから最初の4か月も昨年に次いで過去2番目の暖かさとなっています。 2017年4月の世界平均気温偏差。基準年は1901年から2000年。単位は左側が摂氏、右側が華氏。Source: NOAA   2017年4月の陸地と海洋を…

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【気象庁&NASA】 4月も世界は観測史上2番目の暑さ

  世界主要気象機関の発表によると、1月から3月までの世界平均気温は観測史上最高を記録した2016年に次ぐ暑さでした。4月は少しスローダウンしたものの、日本の気象庁と米航空宇宙局(NASA)はともに、4月の世界平均気温が同月として観測史上2番目の暑さだったと発表しました。 細線(黒):各年の平均気温の基準値からの偏差、太線(青):偏差の5年移動平均、直線(赤):長期的な変化傾向。基準値は198…

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【トランプ政権】 アメリカのパリ協定脱退はナンセンス

  2015年12月に約200か国が合意に達し、2016年11月に発効した気候変動対策の国際的枠組みである「パリ協定」を実施するためのルール作りについて協議する作業部会が、2017年5月8日からドイツのボンで始まりました。トランプ政権移行後に気候変動対策関連省庁の予算を大幅に削減する案を作成し、オバマ政権時代の気候変動対策を白紙に戻す大統領令に署名するなど、気候変動対策が停滞しているアメリカ…

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米ワシントンD.C.でトランプ政権の気候変動対策に抗議する大規模なデモが開催 ~ それぞれの思いを抱いて歩く人々

  4月29日(土)に、米ワシントンD.C.をはじめとする370か所以上で、トランプ政権による気候変動対策の見直しを求める抗議デモ「ピープルズ・クライメート・マーチ(以下「気候マーチ」)」がトランプ大統領就任100日を狙って開催されました。主催者発表によると、ワシントンD.C.では20万人が行進し、ホワイトハウスを取り囲んで抗議の声をあげました。 Time-lapse, bird's-…

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