【NASA】 7月の世界平均気温は昨年と並び観測史上最高を記録

  日本の気象庁に続いて、米航空宇宙局(NASA)が発表したデータによると、2017年7月の世界平均気温は、同月として統計学的に昨年と並んで観測史上最高を記録しました。 1880年から2017年までの7月の世界平均気温偏差。黒い線は各年における5月の平均気温。赤い線は5年ごとの移動平均。(基準年は1951年から1980年。単位は℃)。NASAのGISSデータより作成。   7月の世界平均気温…

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【気象庁】 7月の世界は観測史上2番目の暑さ

  気象庁が発表した世界平均気温の速報値によると、2017年7月は2016年に次いで、同月として観測史上2番目の暑さでした。 世界の7月平均気温偏差。細線(黒):各年の平均気温の基準値からの偏差、太線(青):偏差の5年移動平均、直線(赤):長期的な変化傾向。基準値は1981〜2010年の30年平均値。単位は℃。Credit: 気象庁   2017年7月の世界平均気温偏差(基準年は1981年か…

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相次ぐ「死の熱波」に関する研究結果が描く未来

  近年、気候変動による気温上昇が要因の一部とされる極端な気象現象の増加や、その規模の深刻化が世界中で懸念されるようになってきました。   極端な気象現象の中で最も気候変動との関連性が明確とされるのが、寒波と熱波です。どちらも気温以外の複雑な条件が少ないため、温暖化が進めば夏には熱波が、冬には寒波がともに極端化しやすくなると言われています。   今夏も、米南部や西部(北西部)、ヨーロッパなど…

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楽観的なシナリオを用いても、パリ協定の目標「2℃未満」を達成できる可能性は5%という研究結果

  これまでに、産業革命前から今世紀末までの気温上昇を2℃未満に抑える条件や、1.5℃未満に抑えるにはどうすればいいのか、産業革命前からこれまでに気温がどれくらい上昇しているのか、気候変動の原因となっている温室効果ガスの累積排出量が1.5℃と2℃上昇の壁を超えるのがいつなのか、今すぐに温室効果ガス排出量をゼロにすると気温はどれくらい上昇してしまうのかについて解説してきました。   また、先日紹…

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世界191か国における過去117年間の気温上昇をアニメーショングラフで見てみましょう

  これまでに、このブログで世界平均気温上昇の様子がよくわかるGIFアニメーションのグラフをいくつか紹介してきました(『1850年以降の気温上昇をスパイラルのGIFアニメーショングラフで見てみましょう』や『1881年以降における月別の世界平均気温の上昇と直近2年の極端な暖かさがわかるGIFアニメ』など)が、いずれも「世界平均気温」で、これまでに国別の平均気温の変遷を表したアニメーショングラフを作…

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