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【いきなり訂正】
どこでどう勘違いしたのか、ポッドキャスト内で今回のエピソードを「20回目」と言っていますが、「19回目」の間違いです。また、エピソードは2020年中に収録したため、「今年」は「2020年」に脳内変換して聞いてください。
どこでどう勘違いしたのか、ポッドキャスト内で今回のエピソードを「20回目」と言っていますが、「19回目」の間違いです。また、エピソードは2020年中に収録したため、「今年」は「2020年」に脳内変換して聞いてください。
さて、2020年は本当にろくでもない年でした。近代史で最悪の1年だったのではないでしょうか。だからといって、なんの希望も持たずに年を越すわけにはいかないってことで、良かったことも振り返っています。
一応、「悪かったニュースと良かったニュースをそれぞれ3つずつ挙げよう」とだけ決めていたのですが、ニコはそれぞれのニュースが良い部分と悪い部分があるということで3つ、ケンの方は取り決めどおり良いニュースと悪いニュースを3つずつ振り返っています。
なお、数字は振ってありますが、ランキングではありません。というか、それぞれの出来事で影響を受けた命のことを考えると、順位を決めることはできません。
ニコの2020年振り返り
こんにちはー!3低代表のニコでーす!
(※3低…意識、知識、敷居の3つ全てが低い♪)
ケンに「自分が挙げた内容については自分で文章を書くように」と言われちょっとパニックになりながらも、ポッドキャストと同様に日常会話をするように書いてみたいと思います!
(※3低…意識、知識、敷居の3つ全てが低い♪)
ケンに「自分が挙げた内容については自分で文章を書くように」と言われちょっとパニックになりながらも、ポッドキャストと同様に日常会話をするように書いてみたいと思います!
まず、2020年において自分が思う良いこと・悪いこと、それぞれ3つずつ話そうということで準備し始めたのですが…私はどうしても両方合わせて3つになってしまいました。どういうことかと言うと、深く考えれば考えるほど、どの事柄も良い面と悪い面を併せ持っていると感じたのです。ということで選んだ3つがこちらです!
ジャジャンッ!!!!!
① BLM(Black Lives Matter)
② アメリカ大統領選挙
③ スコットランド議会にて「生理用品無料提供の義務付けを可決!」
② アメリカ大統領選挙
③ スコットランド議会にて「生理用品無料提供の義務付けを可決!」
順を追って紹介していきます。
① BLM(Black Lives Matter)
日本語で言うとすれば「黒人の命も尊重せよ」みたいな感じでしょうか。
BLMの運動は以前から続いてきたようですが、今年5月黒人男性のジョージ・フロイドさんが警官による暴行で命を落とした事件をきっかけにアメリカのみならず他国までも広がっていきました。
だんだんと抗議活動が暴力的になってきたとき、ジョージさんの弟さんが「暴力をやめて投票を!」と運動の参加者に向けて訴えかける姿がありました。「私たちの声が届かないなんて考えは捨てて、みんなのために投票しよう」「Peace on the left , Justice on the right (左手に平和を、右手に正義を) 」
この言葉を聞いたとき、このBLMの運動は「黒人」の差別問題だけではなく、この世界中の差別や不平等に繋がっている。なんて力強く、多くの人を励ます言葉なんだろうと思いました。
日本語で言うとすれば「黒人の命も尊重せよ」みたいな感じでしょうか。
BLMの運動は以前から続いてきたようですが、今年5月黒人男性のジョージ・フロイドさんが警官による暴行で命を落とした事件をきっかけにアメリカのみならず他国までも広がっていきました。
だんだんと抗議活動が暴力的になってきたとき、ジョージさんの弟さんが「暴力をやめて投票を!」と運動の参加者に向けて訴えかける姿がありました。「私たちの声が届かないなんて考えは捨てて、みんなのために投票しよう」「Peace on the left , Justice on the right (左手に平和を、右手に正義を) 」
この言葉を聞いたとき、このBLMの運動は「黒人」の差別問題だけではなく、この世界中の差別や不平等に繋がっている。なんて力強く、多くの人を励ます言葉なんだろうと思いました。
この流れからの、② アメリカ大統領選挙 です!
①のBLMと②の大統領選挙は私の中で切っても切り離せない関係です!
今まで「選挙」に関してどれだけの人が諦めてきたことでしょう。
私もその一人です。投票には行くけれど、今までちゃんと向き合ってきませんでした。(猛反省中です)
今回の大統領選挙の結果はアメリカのみならず世界中の人々へ「リーダーは私たち、選挙で世界は変えられる!」というメッセージを届けてくれたような気がします。
①のBLMと切っても切り離せないというのは、今回の選挙は「今まで選挙に行かずに諦めていた層」が大きく動いた結果なのではないかと思うからです。世界を変えたければ、選挙を自分ごとにして、自分たちの尊厳を取り戻す世界に向かおうと、アメリカの市民たちが世界中にそのように発してくれたように感じます。
このポッドキャストのテーマは(裏テーマ?)「気候変動」なのでそれらしいことを言えば、バイデン大統領に変わることで気候変動対策は世界的にも推し進められていくことでしょうし、気候変動は環境問題と捉えられがちですが(もちろんそうでもありますが)、気候変動=社会問題(ありとあらゆる問題に繋がってる!!!)であると思うので、日本も「思いと行動」で選挙に、そして世界に参加する空気をつくっていかなければ!
①のBLMと②の大統領選挙は私の中で切っても切り離せない関係です!
今まで「選挙」に関してどれだけの人が諦めてきたことでしょう。
私もその一人です。投票には行くけれど、今までちゃんと向き合ってきませんでした。(猛反省中です)
今回の大統領選挙の結果はアメリカのみならず世界中の人々へ「リーダーは私たち、選挙で世界は変えられる!」というメッセージを届けてくれたような気がします。
①のBLMと切っても切り離せないというのは、今回の選挙は「今まで選挙に行かずに諦めていた層」が大きく動いた結果なのではないかと思うからです。世界を変えたければ、選挙を自分ごとにして、自分たちの尊厳を取り戻す世界に向かおうと、アメリカの市民たちが世界中にそのように発してくれたように感じます。
このポッドキャストのテーマは(裏テーマ?)「気候変動」なのでそれらしいことを言えば、バイデン大統領に変わることで気候変動対策は世界的にも推し進められていくことでしょうし、気候変動は環境問題と捉えられがちですが(もちろんそうでもありますが)、気候変動=社会問題(ありとあらゆる問題に繋がってる!!!)であると思うので、日本も「思いと行動」で選挙に、そして世界に参加する空気をつくっていかなければ!
③スコットランド議会にて「生理用品無料提供の義務付けを可決!」
これ、「え?!」こんなのを選んだの?と感じる方もいるかもしれません。
「性」について話すことは日本ではなんとなくタブー視されていてこういうことって問題として取り上げられてこなかったと思うのですが…それはなぜか?
ポッドキャスト内でも話していますが、本当に人類の歴史はずーっと「男社会」で成り立っているんだな~と思います。女性を代表してはっきり言います!生理ってめちゃくちゃ大変なんですよ!
個人差はありますが体や心の色んな部分が乱れます!しかも1ヶ月に1回やってくる!
男性の皆さん、この苦労を積極的に知ろうとしてみたことはありますか?
この「性」についての話は近々これをテーマにガッツリ話してみたいと思っています。
だってこの「性」に関することも気候変動とめちゃくちゃ関係しているので!!!!!
日本も生理用品無料提供にならないかな~…
それが可能になった頃には日本ももう少し弱者、そして女性に優しい社会になってるんだろうな…。
これ、「え?!」こんなのを選んだの?と感じる方もいるかもしれません。
「性」について話すことは日本ではなんとなくタブー視されていてこういうことって問題として取り上げられてこなかったと思うのですが…それはなぜか?
ポッドキャスト内でも話していますが、本当に人類の歴史はずーっと「男社会」で成り立っているんだな~と思います。女性を代表してはっきり言います!生理ってめちゃくちゃ大変なんですよ!
個人差はありますが体や心の色んな部分が乱れます!しかも1ヶ月に1回やってくる!
男性の皆さん、この苦労を積極的に知ろうとしてみたことはありますか?
この「性」についての話は近々これをテーマにガッツリ話してみたいと思っています。
だってこの「性」に関することも気候変動とめちゃくちゃ関係しているので!!!!!
日本も生理用品無料提供にならないかな~…
それが可能になった頃には日本ももう少し弱者、そして女性に優しい社会になってるんだろうな…。
このような感じで3つ取り上げてみました。
一見、全然環境問題とか気候変動とか関係ないじゃん?!と思われると思いますが、関係しまくっています。
「気候変動=環境、自然」はわかるけど、なかなか「社会問題と気候変動のつながり」が理解出来ない、繋がらないという方もいるかもしれません。2021年のポッドキャストでは気候変動は引き続き裏テーマで(?!)みなさんと一緒に楽しくお喋りしたいと思います。そして「気候変動を日常会話に」が広がっていきますように…!
ケンの2020年振り返り
悪いニュース
・ オーストラリアの森林火災
もはや遠い昔の話のように感じますが、2020年は前年から持ち越した前代未聞のオーストラリア森林火災で幕を開けました。ポッドキャストの第7回目のエピソードで話していますので、記事を読んで、自分の生活とつながっている問題だと思いながら聴いてもらえるとうれしいです。
・ 新型コロナウイルス
2020年は新型コロナウイルスなしでは語ることができません。気候変動に興味がある人、特に気候正義に関心を持っている人にとっては、気候変動と新型コロナは切っても切れない関係だということを念頭に置いて考え行動してくれることを願っています。
2020年は新型コロナウイルスなしでは語ることができません。気候変動に興味がある人、特に気候正義に関心を持っている人にとっては、気候変動と新型コロナは切っても切れない関係だということを念頭に置いて考え行動してくれることを願っています。
なぜなら、気候変動と新型コロナの影響を最も受けるのは、共通した環境弱者だからです。高齢者、女性、ホームレス、障害者、ひとり親(特に女性)、妊婦、低所得者、アメリカの場合だと黒人やヒスパニック系の有色人種などが、気候変動とコロナの偏った影響を受けています。そして、この問題の根本は、社会的構造です。こういう方たちに影響が偏るのは、社会がそうなるようにできているからに他なりません。
気候変動にも感染症(パンデミック)にも強い社会をつくるには、差別や格差などの不公正をなくし、公平な世の中をつくる努力をしなければいけません。
とりあえず今、環境弱者たちを気候変動とコロナから守るためにできることは…
1. 不要不急の外出をしない(どうしても必要なデモは除く)
2. どうしても外出する必要がある場合は、必ずマスクを着ける(フェイスシールドやマウスシールドは除く)
3. マスクをしたうえで2メートルの社会的距離を保つ
4. 国やインフルエンサーではなく、専門家の声に従う
2. どうしても外出する必要がある場合は、必ずマスクを着ける(フェイスシールドやマウスシールドは除く)
3. マスクをしたうえで2メートルの社会的距離を保つ
4. 国やインフルエンサーではなく、専門家の声に従う
こんな感じです。普通は3つめまででいいのですが、怪しいことこのうえない活動家がはびこっていて、ほいほい信じると最悪の場合、自分の命を落とす可能性があるだけでなく、誰かにとって大切な人の命を脅かすことになるので、専門家(科学)を信じるようにしてください。あ、専門家の名前を出さずに「専門家がみんなそう言ってる」とか言う人もアウトですよ。
・ フェイク環境保護活動&フェイク気候正義ムーブメントの台頭
ここ数年、異常気象が相次いでいることや、グレタ・トゥンベリさんの影響もあって、気候変動や環境保護活動への関心も高まってきました。気候変動問題をずっと訴えてきた身としては、それ自体はとても喜ばしいことだと思っています。
ここ数年、異常気象が相次いでいることや、グレタ・トゥンベリさんの影響もあって、気候変動や環境保護活動への関心も高まってきました。気候変動問題をずっと訴えてきた身としては、それ自体はとても喜ばしいことだと思っています。
「地球を守りたい」「気候変動を止めたい」「弱者を守りたい」「生態系を守りたい」。動機は様々だと思います。こういう思いを形にするために行動を起こすのは、素晴らしいことです。しかし、気候変動を止めるための行動が科学的事実や、環境正義の概念に沿わないものだったら、まったく意味がありません。長い目で見るとむしろ害悪です。
先ほども話しましたが、コロナの影響を受ける弱者と気候変動の影響を受ける弱者は重なっているのに、コロナの影響を無視して気候正義運動をしていたのでは、「誰を守ろうとしているの?」と活動そのものの動機に疑念を抱かれてもしょうがありません。
また、気候科学は信じるのに、新型コロナの科学は否定するなどという一貫性のない行動をとっていては(そういう人を支持していては)、気候変動を止めるためのムーブメントそのものがインチキだと言われかねません。
熱意があればいいというものではありません。科学や気候正義の概念に基づく正当性を伴わない活動は、真に必要な変化を妨げることになります。
科学の声を聴いて、良心に従って、自分たちよりも大きなもののため、声をあげられない弱いすべての存在のために、無私の精神で活動する人が増えることを願ってやみません。
良かったニュース
・ 米大統領選挙
とりあえず、気候変動のためにも、弱者のためにも、トランプじゃなくなってよかった。あとはバイデン次期大統領を見張って、オバマ大統領のような期待させるだけさせて突き落とすみたいなことにならないように、突き上げていかなければいけません。
・ ダコタ・アクセス・パイプライン操業・建設停止命令
ダコタ・アクセス・パイプラインの環境正義問題については、ずっとこのブログでも伝えてきましたが、紆余(うよ)曲折を経て、とりあえず連邦裁判事が操業および建設中止を命じました。まだまだ予断は許せませんが、スタンディングロック・スー族をはじめとする米先住民にとってはとても大きな一歩になりました。
ダコタ・アクセス・パイプラインの環境正義問題については、ずっとこのブログでも伝えてきましたが、紆余(うよ)曲折を経て、とりあえず連邦裁判事が操業および建設中止を命じました。まだまだ予断は許せませんが、スタンディングロック・スー族をはじめとする米先住民にとってはとても大きな一歩になりました。
バイデン次期大統領が就任直後にできることのひとつが、大統領令による操業・建設中止命令です。オバマ氏にできたのだから、きっとバイデン氏にもできるはず。やらなきゃ批判されまくるだけです。
・ 正しい環境保護活動と正しい気候正義ムーブメントの存続・台頭
グレタのつくったFridays for Futureの理念(日本のFFFの理念とは似て非なるもの)は、まだそこかしこで生きています。彼女は、ムーブメントにはいつか終わりが来ることを知っています。彼女の気候正義と環境正義についての考えに、多くの人が触れられる時間が延びたことをうれしく思います。
グレタのつくったFridays for Futureの理念(日本のFFFの理念とは似て非なるもの)は、まだそこかしこで生きています。彼女は、ムーブメントにはいつか終わりが来ることを知っています。彼女の気候正義と環境正義についての考えに、多くの人が触れられる時間が延びたことをうれしく思います。
他にも、グリーン・ニューディールをつくった若者中心のサンライズ・ムーブメントや、時にFFFの本家やFFFアメリカを支えてきた、気候正義運動を進めている本家350.orgなどは、直接行動や市民的不服従を交えながら、政治への影響を強めてきています。
日本にも、本当の草の根運動を広めていかなければいけません。そしてそれは、コンセンサスを得た科学的事実や学説、概念と、弱い存在に対する想像力と思いやりと人間愛が結びついた心からの運動でなければいけません。
私たちの「3低ポッドキャスト(意識も知識も低いがその分敷居も低いんだぞっと)」では、気候危機や社会問題、「環境活動に関心はあるけれどどこから始めればいいのかわからない」「時間がなくて始められない」「環境団体に飛び込むのはちょっと気が引ける」というような方たちが、気軽に聴いてそこから家族や友だちと会話を広げ、政治に関わるきっかけになるような、そんなポッドキャストを届けていきます。
精一杯想像力を使って、弱い存在への思いやりと愛を持って。
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