米航空宇宙局(NASA)が、地球上の陸地と海洋における、平均的な1年の植生の変化がわかる動画を公開しました。
陸地の緑は植物の密度を、海洋は植物性プランクトンのクロロフィル濃度を表しています。季節の移り変わりによる太陽の光を浴びる時間の変化が、植物の成長に影響していることがよくわかります。
また、成長期には、大気中の二酸化炭素を植物と海洋が取り込みます。現在のところ、人間活動によって排出される二酸化炭素の約半分を植物や海洋を含めたエコシステムが取り込んでいますが、今後大気中の二酸化炭素濃度が上昇しても、これまで通り約半分の二酸化炭素が大気から取り除かれ続けるのか、植物や海洋がどれだけの二酸化炭素を取り込む能力があるのかは、今のところまだわかっていません。
科学者は、このような植生のサイクルの研究が、炭素サイクルの解明に繋がることを期待しています。
動画を見ていると、地球が呼吸しているみたいですよね。
まるで私たちと同じ生き物のようです。
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