米海洋大気局も2016年1月の世界平均気温は観測史上最高と発表


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2016年1月の世界平均気温の偏差値図(基準は1981年から2010年。単位は℃)
Credit: NOAA

  2016年1月の世界平均気温は、20世紀の平均気温を1.04℃上回り、137年の観測史上最も暖かい1月となりました。この1.04℃という値は、1月としては2007年を0.16℃上回り、すべての月を合わせても2015年12月の1.11℃に次いで2番目に大きな偏差で、この2ヶ月だけが20世紀の平均気温よりも1℃以上高い月になっています。また、世界の月間平均気温は2015年5月から9ヶ月連続で観測史上最高を記録しています。

  陸地の平均気温は20世紀の平均よりも1.56℃高く、この偏差は1月としては2007年に次いで2番目に大きなものでした。ロシアのシベリア北部では観測史上最高の平均気温を記録し、1981年から2010年までと比較して、最低でも5℃以上高い月間平均気温になりました。逆に、ロシア西部と中央アジアでは平均よりも5℃以上低い月間平均気温を記録しています。

  このように、ある地域では極端に暖かく、別のある地域は極端に寒くなるというのは、干ばつに見舞われる場所と豪雨によって洪水が起こる場所があるのと同じく、地球温暖化の特徴でもあります。

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