5月を終えた時点でも99%の確率で2016年は最も暑い年になるとNASA気候科学者


  また、日本の気象庁は昨年5月から今年4月まで世界平均気温は12ヶ月連続で各月の観測史上最高を更新し(今年5月は昨年の最高記録を0.01℃下回り連続記録更新は止まりました)、米海洋大気局(NOAA)のデータセットでは昨年5月から今年5月まで13ヶ月連続で各月の最高記録を更新しています。

  NASAゴッダード宇宙研究所のディレクターで気候科学者のギャビン・シュミット氏は、3月の世界平均気温のデータ発表後から、2016年が昨年を上回って最も暑い年になる確率を毎月ツイートしており、先日の5月の世界平均気温発表後にも通算3度目のツイートを投稿しました。

NASA Temp Anomalies Comparison with Previous Records 2016-05 JP.jpg

  先日のNASAによる5月の世界平均気温の記事で用いた5月末までの気温データ(上のグラフの元になっているデータ)を元に、2016年が観測史上最高を記録した昨年の世界平均気温を上回るかどうか、シュミット氏による3回に渡るツイートを振り返ってみます。

  1月から3月までのデータを基にした場合に、2016年が最も暑い年になる確率は99%以上でした。

  4月までの世界平均気温を基にした予想でも、2016年が過去最高だった昨年を上回る確率は99%を超えていました。

  そして先日発表された、これまでよりも気温が下がり始めた5月のデータを加えた場合でも、まだ今年が観測史上最高の世界平均気温を記録する確率は約99%とシュミット氏はツイートしています。

  これまでとの違いを探すとすれば、4月までは「99%を上回る確率(>99%)」という表現だったのが「約99%(around 99%)」に少しだけトーンダウンしたことくらいでしょうか(グラフを見比べる限り違いがあるようには見えませんが)。

  2016年の世界平均気温の話題を取り上げるたびに書いてきましたが、今後どうなるかはすべて夏以降に始まると予測されているラニーニャ現象の強さ次第です。史上最強レベルのエルニーニョの影響を帳消しにする強さになれば、もしかすると昨年の記録を下回ることもあるかもしれませんが、現段階では依然として今年が最も暑い年になるのはほぼ間違いないと言えるでしょう。

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