1850年以降の気温と二酸化炭素濃度&炭素収支の変化をスパイラルGIFアニメーションで見てみましょう

  約3ヶ月前に英レディング大学のエド・ホウキンス氏が作成した世界平均気温のスパイラルGIFアニメーショングラフは、折れ線グラフや棒グラフで気温の変化を視覚化していたこれまでの常識を覆すビジュアライゼーション方法で、多くの気候科学者たちが衝撃を受けました。

  もう一度ここで振り返ってみましょう。

TemperatureSpiral_small2 480 x 480.gif
英気象庁HadCRUT4.4による世界平均気温の偏差(基準年は1850年~1900年)

  このスパイラルGIFを見るだけで、パリ協定で定めた「産業革命前から2100年までの気温上昇を2℃未満を大きく下回り、できれば1.5℃未満を目指す」という目標に、21世紀前半でどれくらい迫っているかを確認できます。

  米国地質調査所(USGS)のジェイ・アルダー氏は、ホウキンス氏のグラフを元に、IPCCの最悪のシナリオに沿った2100年までの気温上昇を表すスパイラルGIFアニメーショングラフを作りました。

  それに続いて、今回はホウキンス氏のスパイラルグラフを元に、豪メルボルン大学のチームが1850年以降の世界における年平均二酸化炭素濃度と炭素収支を示すグラフを作成し公開しました。

ConcentrationSpiral_small2.gif

  このGIFアニメーションは、1850年以降の世界における年平均二酸化炭素濃度の変化を表しています。後半になるにつれて加速度的に二酸化炭素濃度が上昇する様子を見ることができます。

CarbonBudgetSpiral_small2.gif

  これは、1850年以降の世界の炭素収支を表したアニメーショングラフです。このグラフも、先ほどと同じく、後半になると炭素収支の増加が速くなっています。

  そして、下の動画は上の3つのグラフを並べたものです。


  このような、ビジュアル的にわかりやすい、視覚に訴えるグラフが増えて、科学者以外の人たちに対する気候科学のハードルを下げる役割を果たしてくれればいいと思います。

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