気候ポッド 第8回 ~ 人間は地球のウイルスなの?


今回のエピソードでは、ギズモード・ジャパンで配信された「人間は地球のウイルス説」をいま持ち出すのは見当ちがいという記事で問いかけられている「人間は地球のウイルスなの?」をテーマに話をしています。リンク先の記事を読みながら、このポッドキャストを聴いてもらえるとうれしいです。

新型コロナウイルスの大流行は、大気汚染が改善したり、街に野生動物が戻ってきたりという、思いもよらない副産物をもたらしました。
そんなこともあって、「新型コロナは人間に厳しく自然にやさしい」「人間が地球にとってウイルスのような存在」「罰が当たった」などという言説がSNSを飛び交うことになりました。

たしかに、表面だけをみると、新型コロナによって中国イタリアの大気汚染は一時的に改善したし、都市のあらゆる場所で野生動物を見かけるようになりました。また、このウイルスはお金持ちにも、有名人にも感染したことから、誰に対しても平等なんじゃないかって感じてしまうのもわからなくはありません。

でもね、新型コロナはまったく平等でも公平でもないんですよ。気候変動と同じように、コロナは社会的弱者狙い撃つスナイパーのようです。アメリカでは、黒人の死亡率が異様に高くなっています。

社会に守られていない人を、このウイルスは守ってくれません人間も自然の一部だと考えると、新型コロナは決して自然にやさしいわけじゃないんです。

それに、散らかした人が片付けないと。人間が壊して散らかしたものをウイルスに片付けてもらうなんて恥ずかしいじゃないですか。

新型コロナは、人類がひとつになって生き方を変えれば、遠く離れた場所にいる人たちの命を守ることも、自然環境を元に戻すこともできるって教えてくれたんじゃないかなってぼくは思っています。

みなさんは、どう感じましたか?

記事を読んだ感想や、ポッドキャストを聴いて感じたことをぜひぜひ教えてください。

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