気候ポッド 第9回 ~ 政治のお話: 請願書を出してみて気づいたこと


気候変動を日常会話に」を目標にはじめたこのポッドキャストですが、どうして日常会話にしたいかというと、最終的にはなんでもかんでも政治が決めることになるからなんですよね。

どういうことかというと、政治って日常生活に影響するようなことを決めるじゃないですか。税率だったり、最低賃金だったり、頼みもしないのに眼帯のような小さいマスクを自分で買えるようになってから送りつけたり、みたいな。

有権者に選ばれた議員たちが政策を決めていくわけだけど、そこに一般市民が積極的に関わっているかというと、現状をみると国から市町村レベルまで、議員たちがなにやってんのかよくわかんなくないですか?

だってね、庶民のほとんどは平日の昼間に働いて、週末に休みますよね。なのに議会って、平日に開かれて、週末は休みやがりますよね。モノ申したい市民はいったいいつ声を議会に届ければいいんですかー?って話なんですよ。

ポッドキャスターのニコは、気候非常事態宣言を求めて、地元(岩手県、金ケ崎町、矢巾町、紫波町)に請願書を出しまくったんですが、どこもかしこも請願書の紹介議員との打ち合わせや手続きは平日の昼間にしかできないことが多くて、平日に働いてたらできひんやんか状態でした。

で、カフェを経営しているニコは、請願書を提出するためにカフェを閉めるしかなくなってしまったんだそうです。温室効果ガス排出ゼロを目指して、カフェの売り上げはゼロどころかマイナスに…。

市民のための場のはずなのに、市民から遠く離れた場所で、顔も名前も知らないおじさんたちが運営しているという、誰のための議会なのってなことが平気で起こっているんです。

このエピソードでは、そんなわけのわからないシステムの中で、請願書提出手続きを行なったニコの「しばいたろかトーク」が炸裂しています。

市民が選挙以外の方法で民主主義を使うためにも、これはみんな怒った方がいいと思います。こんな世の中なのに庶民が冷静でいたら、なにも変わらないどころか、いいように変えられてしまいます。

リスナーのみなさんは、どんな風に政治と関わっていますか?「こんなことしたら議員さん動いてくれたよー」とかがあったら、ぜひぜひコメントくださーい。

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