気候ポッド 第13回 ~ 温暖化でお米がピンチ


今回のエピソードは、米の話です。
アメリカじゃなくて、日本人の主食、お米の話です。

早速ですが、お米に関する事実から…。

・ コメの収穫量が減る可能性(地域によって増減)。
・ コメの栄養価が減る
・ 世界の人口の約50%が、コメを含むイネ科(米、麦、トウモロコシなど)の植物を主食にしている
途上国では摂取エネルギーの約70%と栄養分の大半がコメでまかなわれている。
・ コメから得られるはずのタンパク質とビタミンの欠乏によって、発育不全、出生異常、下痢、感染症、早死にを引き起こす可能性がある。
・ イネ科の植物が適応できる速さと比較して、気候変動による環境の変化が5,000倍~20,000倍の速さで進んでいる。
・ 人口増によって栄養不足&食糧危機の可能性。
・ 適応するためのテクノロジーに乏しい途上国は影響が特に大きい
・ 耕作可能地域に変化が起こることで、現存する農家の暮らしに影響

ざっくりまとめると…。

コメの収穫量は減るわ、栄養価は減るわ、人口増えるわ、温暖化に適応不可能だわで、コメを主食にしている国の将来は大ピンチです。

たぶん、ここでポイントになるのは「将来」なんでしょうね。今世紀末の人たちが飢えそうな条件ばかりがそろっているのに、愚かな僕たちの世代はそれでも「今」を食べ尽くしていくのだと思います。

あ、ついでに書いておくと、コメだけじゃなく、コーヒー、チョコレート、ワインもピンチです。いつか、スタバのコーヒー1杯2,000円とか、チロルチョコ1個500円、グラスワイン1杯2,000円みたいな時代が来るかもしれません。

気候変動対策を怠ると、日本の主食がコメからポテチに変わってしまう可能性も。

え、それって悪くなくない?

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