原発を推進している国ほど温室効果ガス排出量を削減できていないという研究結果

  昨年(2015年)フランスのパリで開催された「国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)」以降、気候変動対策に原子力エネルギーが必要という声が大きくなってきています。原発は発電時に二酸化炭素を排出しないというのがその理由に挙げられています(ウランの採掘や使用済み核燃料の冷却や再処理、その後10万年に及ぶ核廃棄物の管理で排出される温室効果ガスは含まれません)。   ところが、英…

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アメリカで初めて過半数が原発に反対

  米世論調査会社のギャラップ社によると、1994年の調査開始以来、初めてアメリカ人の過半数が原発に反対する意思を表明しました。   今回の調査では、44%が原発に賛成と答えたのに対し、54%が反対と答えました。昨年行われた同じ調査では、賛成が51%、反対が43%だったので、1年で反対する人が11%増加したことになります。   2010年には、賛成が62%、反対が33%と賛成が反対を大き…

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気候変動対策に原発が必要という議論が再燃?

               Credit: Bistrosavage   「国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)」を契機に、「気候変動対策に原子力エネルギーが必要」という声が大きくなってきています。   COP21開催中には、「地球温暖化問題の父」と呼ばれている、アメリカで最も有名な気候科学者、ジェイムズ・ハンセン氏らが、2100年までの気温上昇を2℃未満に抑えるためには原…

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